ついに放送直前!の、アニメ版牙狼こと「牙狼〈GARO〉-炎の刻印-」。
皆さん、予習は万全ですか!?
本日は、皆さまに現場の雰囲気を少しでもお楽しみ頂くため、
8月某日に都内のスタジオにて行われたアフレコ収録の現場潜入レポートをお届けします!!
この日の収録には浪川さん、堀内さん、野村さん、朴さんのメインキャストに加え、現時点で発表されていない重要キャラクターを演じる“あの人”も含め、十数名の声優陣が集結!
収録開始前から収録ブース内では声優陣が談笑する姿が見られるなど、和気あいあいとした雰囲気が伝わってきます。林祐一郎監督も見守る中、音響監督の久保宗一郎さんから挨拶とキャスト陣の紹介があり「はりきっていきましょう!」という言葉と共にいよいよ収録がスタート。
この日、収録が行われたエピソードで物語の中心を担ったのは、本シリーズにおける主人公、“黄金騎士ガロ”の称号を受け継ぐ若者であり、魔戒法師だった母を魔女狩りによる火刑で亡くしたレオン・ルイス(浪川さん)と、その父親で“魔戒騎士ゾロ”の称号を持つヘルマン・ルイス(堀内さん)。
父と息子の戦いの旅路が描かれますが、本番収録前のリハーサルが始まって数分、歩きながらいくつか会話を交わすやりとりだけで、このメインキャラクター二人の性格や性質が鮮明に浮かび上がってきます。この父子の何気ないやり取りや掛け合いは、このアニメシリーズを通じての見どころとなること間違いなし!
堀内さんは「性格は奔放でいい加減、無類の女好き」というキャラクター設定そのままの軽~いノリのヘルマン像を巧みに表現。時折、アドリブを加えながらキャラクターを際立たせていきますが、臨機応変かつヘルマンにピッタリの演技に隣の部屋から見守るスタッフ、そして同じ収録室の共演陣が思わず爆笑する一幕も。
もちろん、“魔戒騎士”の称号を持つだけあって、軽薄なだけでなくヘルマンは強くかっこいい姿も見せてくれますが、この“おちゃらけキャラ”と“二枚目”のメリハリも堀内さんは絶妙に使い分けます。音響監督からの「ノリは軽いけどやり過ぎずに!」「最初はおちゃらけて、セリフの最後はもう少し二枚目に」といった細かい指示に対し、少しずつニュアンスを変えて華麗に対応し、さすが“父”といった貫録を見せつけます!
一方、“息子”の方は? 母を火刑で亡くし「その忌まわしい記憶のため、鎧が暴走し、炎で焼き尽くされそうになることも」というのが、既に発表されたレオンのキャラクター設定。ここからも想像がつくように、決してレオンは明るく快活な性格とは言えず、口数の多いキャラクターでもないのですが、浪川さんはこうしたレオンの性格に合わせ、少ないセリフの中で見事にそのキャラクターを表現していきます。おしゃべりで軽いノリの父に対し、ボソリと短い返事や、時にはセリフすらなしで、ため息や息づかいだけで、レオンの人間性が浮かび上がってきます。
そんなレオンですが、やはり見せ場となるのは物語の後半、“黄金騎士ガロ”として戦いに臨むシーン。ちなみに黄金騎士ガロのバトルシーンは、大迫力の映像に仕上がっておりファン必見! バトルシーンを含め、レオンがどのような感情、ニュアンスでひとつひとつのセリフを発しているのか? その反応や解釈について、林監督と久保音響監督をはじめ、スタッフ陣がじっくりと話し合い、それを浪川さんが丁寧に受け止め、レオンに命を吹き込んでいきます。
特にレオンは、母の命を奪った者たちに対する復讐心を抱えて旅を続けており、時に自らが抱えるそうしたネガティブな思いに心が揺れ、葛藤する姿も見せます。そうした場面では、すかさず音響監督から「もっと葛藤を強く出して!」との指示が飛び、そうした中でレオンの複雑な内面を感じさせる深みのあるシーンが作り上げられていきます。
また、収録では個別の登場人物だけでなく、街のざわめきや村人たちが群がる様子などのいわゆる“ガヤ”と呼ばれるザワザワとした声、戦闘シーンでホラーに倒されていく人々の悲鳴なども収録します。若手からベテランまでその場にいる声優全員が一斉にガヤの収録に参加することになりますが、この日は堀内さん、浪川さん、野村さんに朴さん、そしてまだ発表されていない方々を含め、実力派の声優陣が多く顔を揃えました。見守っているスタッフからも「こんなに豪華な顔ぶれでのガヤの収録はなかなかありえない!」と驚きの声も挙がっていました。
大迫力かつ繊細な映像、BGM、そしてキャストの皆様に吹き込まれた「命」が組み合わさり、どのような作品に仕上がるのか・・・?
「牙狼<GARO>-炎の刻印-」は10月3日よりテレビ東京ほかにて放送開始!!
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アフレコレポート到着!
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